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DATE: CATEGORY:小説
 望月さんはアキさん足に括り付けたブロックを取り外しました。
重さで真っ直ぐに伸びていた足が動かせるようになりました。
カラカラカラと鎖の音がしてアキさんの体が持ち上がりはじめました。
そして三角木馬は奥の部屋へと運ばれて行きました。
またカラカラカラと鎖の音がして、アキさんは床に降ろされました。
床に横になると肩で息をしています。

「ご紹介が遅れました。今日のアキへのプレゼントは…西山様よりスリップ、川城様よりブラとショーツ、横島様よりガーターベルトとストッキング、鈴尾様よりボディスーツ。今日はランジェリー系が多いようですね。目白様よりネックコルセット。元野様よりコルセット、満嶋さまよりピンヒールブーツ、保木様よりグローブです。

ママが琴音の方に向かいます。そして琴音を椅子の拘束から解くと立ち上がらせました。
革手錠を琴音の手首につけ、外せないように南京錠を付けます。そして手首の金具をつなぎ合わせるとフックに掛け、カラカラカラと引き上げていきます。琴音さんは両手を引き上げられた姿となりました。

床に横になっていたアキさんが椅子に座るよう促されました。



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DATE: CATEGORY:小説
アキさんの下に三角木馬が運ばれると、足を動かし木馬に跨るような体勢にさせられました。
そしてまたカラカラカラと音がして、アキさんは少しずつ降ろされていきました。
触れたかなと位くらいのところで一度止まり、大事な部分に三角の部分が当たるか確認するように望月さんは覗き見ました。
大丈夫と確認するとまたアキさんを降ろしました。
「う~」
叫ぶような声がします。
「痛い!痛い!許して!」
絶叫とも言うような声です。でも望月さんは顔色一つ変えずに腕の伸び具合を見ています。
伸び過ぎているならそれは上に引っ張りすぎだし、降ろし過ぎなら体勢を崩して落ちる可能性があります。
丁度のところを見ているのでしょう。アキさんの唸り声は続いています。
どうにか痛みを和らげようと三角木馬の板に足の裏を付け踏ん張っていたアキさんでしたが、
望月さんはアキの足首を取ると革製のベルトを取り付けました。そして南京錠を付け鍵を締めました。
そして店の隅に置いてあったブロックを持ってくると、そこに縄を通し足首の革製ベルトに括り付けました。
アキさんはまた絶叫し、のけぞるような体勢になりました。
望月さんは首輪に縄を付けると前に引っ張り、その縄を三角木馬に結び付けました。
アキさんは屈むような姿勢になり、大事な部分が鋭い金属の三角の部分に食い込むようになったようでした。
アキさんの声が小さくなってきました。

望月さんは衣装ケースの中からバラ鞭を取り出し、アキさんの背中に振り下ろし始めました。
大きな音がします。その度にアキさんの悲鳴が上がり、背中のロウがはがれていきました。
背中のロウがほとんど落ちると、望月さんは一本鞭に持ち替えました。
何度か空中で鞭を鳴らしました。ヒュン!と空気をK音がします。
あたりを付けるように何度か体に鞭を付けた後、ヒュン!という音の直後にピシッと鞭が体に当たる音がしました。
アキさんの叫びがまた聞こえてきました。
何回アキさんにあたったことでしょうか。背中やわき腹などに鞭痕が無数についています。

アキさんはぐったりしているようでした。
望月さんは一本鞭を衣装ケースにしまうと、全頭マスクに付属する口の部分を取り出しました。
口に入れる突起がついています。口を開けさせるとその突起を入れ、カチリとスナップ留めしました。
口では息ができなさそうです。鼻にあたる部分には点々と空気穴があるようですが、かなり息苦しいはずです。
アキさんは肩で息をするようになりました。

DATE: CATEGORY:小説
檻の中のアキの背中はロウで真っ赤になっていました。ところどころ引っ掻かれたような痕が赤くあります。
あのスタンガンの痕なのかも知れません。
檻にぶら下がっている南京錠に鍵が差しこまれ扉が開けられました。
「望月様、お願いいたします」
私が店に行くときにいつも店にいて、時々店の手伝いをしているので店の人なのかな、と思っていたのですが
アシスタントのこの言い方は店の人ではなかったようです。よくわかりません。

黒い首輪にリードが付けられると、望月さんが引っ張りました。
アキさんは四つん這いの姿勢で檻からゆっくり出てきました。
一歩進むたびにロウがパラりと落ちます。
一歩進むたびに乳首に着けられた鈴がチリンチリンと鳴ります。
顔には革製の全頭マスクが被せられています。目の部分はファスナーで開閉できるようになっています。
口の部分は開いていますがスナップがあるところを見ると別の部品を付けられるようになっているようです。

望月さんは右手に乗馬鞭を持ち、左手にリードを持ちながら、時折鞭をお尻に当て店内を一周しました。
鞭が振り下ろされるたびに、お尻に長方形のような赤い痕が浮かび上がっていきました。

ステージ中央に来ると望月さんはリードを上に引っ張りました。
アキさんが立ち上がります。バリバリという音とともに赤いロウが剥がれ落ちました。
望月さんはリードを外し、衣装ケースの中の麻縄を手に取りました。
そしてアキさんの手首を前で合わせ縛りました。そして目の部分のファスナーを注意深く閉じていきました。
アキさんはこれで何も見えなくなるのでしょう。暗闇の中でアキさんは何を考え調教を受け入れていくのでしょうか。

カラカラカラと鎖を回す音がしました。大きな金属のフックが降りてきました。
そのフックに手首の縄を引っ掛け、またカラカラカラと鎖の音がして、今度はフックが引き上がって行きました。
徐々に腕が上がり、背筋が伸び、足が浮かび上がりました。
アキさんの唸り声が聞こえてきます。かなりきついのでしょう。
アキさんは床から1m位浮かび上がり、ゆらゆら揺れていました。
その下に三角木馬が運ばれてきました。木馬といいながら背の部分は金属でできているようです。
「今日の三角木馬はEタイプ!」
店内から驚きともいえる言葉が聞こえてきました。
(え?どういうこと?)
私が思っていると、私が縛られている柱のすぐ近くにいた男性が
「奈津さん、あの三角木馬はね背の部分が交換式になっていて、スポンジのような柔らかい背のAタイプから、硬いタイプ、尖ったタイプとかいろいろあるんだよ。Eタイプは金属の鋭いタイプだからかなりきついだろうね。銅でできているものもあるんだよ。それは電流を流せるんだ」
そのように恐ろしい解説をしてくれました。

DATE: CATEGORY:小説
ママさんは15番の男性に
「乳房を可愛がってください」
と毛ブラシを渡しました。男性は乳房をその毛ブラシでゆっくり丁寧になでました。
琴音さんは泣き声のような声を上げます。
男性は思わず手で乳房を触ろうとしましたが、それはアシスタントの方に止められました。

琴音さんが床に降ろされました。
すべての縄がほどかれると琴音さんは放心状態になっているようでした。

しばらくの休憩の後、琴音さんにまた縄が掛けられ始めました。
今度は亀甲縛りというものです。股縄の部分の食い込みが激しいのがよく見えます。
真紅のショーツに黒いしみがついているのも見えます。
腕は両手を後ろで合わせるように、肘と手首が縛られました。
手首の部分に縄が付けられ天井の金具に通されます。
その縄を引っ張ると手首を上にしてお辞儀をしたような体勢になりました。

ママさんが乳首を撫でます。
「ううん・・」と琴音さんが答えます。
ママさんがまた乳首を撫でます。そうするとまた琴音さんが
「ううん・・・」と答えます。それが何回か続いた後ママさんは琴音さんの乳首を引っ張りました。
「う~ん!いたあい!」
琴音さんの乳首が伸びます。琴音さんは痛がっていました。

「そろそろこの子は終わりね。今日は特別に椅子に座らせてあげるわ」
ママさんはそういうとアシスタントに椅子を持ってこらせました。
肘かけ付きの4本足の木製椅子です。
ママさんは琴音さんを座らせると、肘かけに手を置き縄で縛り付けました。
背もたれに背中を持たれ掛けさせると、胸縄のようにまた縛りました。
椅子は少々高めにできており、足が床につかないようになります。
ぶらぶらしていた琴音さんの足首を椅子の足に縛るのでした。
青い首輪を少し引っ張るとそこに縄を通し、椅子に縄を縛り付けます。
琴音さんは全く身動きできないようになってしまったのでした。

そうしているうちに先程通路に置いてあった檻が、台車に乗せられて店内に運ばれてきました。
「さあみなさん。奴隷アキの登場です。大きな拍手をお願いします」
アシスタントがそう言うと店内に大きな拍手が起こりました。
檻の前に衣装ケースが5つ並べられ、ふたが開けられました。
お客さんからのプレゼントです。この間は4つでしたから一つ分増えたようでした。
DATE: CATEGORY:小説
私は奥の部屋に行き、キャミソール姿になると口の開いたストレッチ全頭マスクを被らせられました。
首輪にリードを付けられると、柱の前まで引っ張られて行きました。
店内から拍手が起こります。そして私は後手に縛られて柱に括り付けられました。

しばらくすると琴音さんが呼ばれて奥の部屋に行くのが見えました。
琴音さんは白のシースルーのブラウス姿です。紺色のキャミソールが透けて見えます。レースがとてもきれいでした。

奥の部屋から店内に引き出されてきた琴音さんは白のキャミソール姿でした。
琴美さんは中央に立たされると、キャミソールをするりと落とされました。
とてもきれいな姿が現れました。細身のきれいな体です。
琴音さんは真紅のショーツだけの姿になったのでした。

琴音さんは後手に縛られます。胸に縄が回されるときれいな胸がより強調されました。
後ろの縄が天井の金具に通されます。そして縄尻を引かれるとつま先立ちになりました。
バランスを取ろうと足を時々動かします。
マスターは足首に縄を巻きつけ縛ると、片方ずつ天井の金具に縄を通し引っ張りました。
水平吊りのようでしたが、琴音さんの腰が落ち、体は横から見るとUに近い形になっていました。
両足が開いた形になっているので上から見るとYのように見えることでしょう。
琴音さんは「う~」と唸っています。
マスターは口に縄が入るように巻きつけると、その縄尻を足首の方に縛り付けました。
口を開けたまま顔が上がったように拘束されてしまったのです。
琴音さんはまた唸っています。口元からよだれが流れ落ち始めました。
しばらくしてママさんが琴音さんの腰に縄を回し、縄尻を天井の金具に通し引っ張りました。
水平吊りに近い形になりました。顔が強く後ろに引っ張られています。
顔の縄をほどき、腰から伸びる縄をまた引きました。水平吊りになりました。
少しは楽な体勢になったのでしょう。琴音さんの荒かった息が落ち着きました。

ママさんはローターを持ってきてショーツの脇から大事な部分に挿入しました。
ママさんの陰になって見えなかったのですが、ショーツの具合からすると中に入っているはずです。
下向きになっている乳房をやさしくなでています。琴音さんの息がまた荒くなってきました。
「15番の方お願いします」
アシスタントの方が番号カードを持って声を上げました。
15番のカードを持った男性が琴音さんに近づきました。
「ローターのスイッチを願いします」
そういうと男性にローターのスイッチを渡し、ONにするように促しました。
男性の指が動きスイッチが入ったようです。
ローターの振動音が低く聞こえてきました。
DATE: CATEGORY:小説
私が席に座ると琴音さんが話しかけてきました。
「奈津さんは黄色の首輪を付けているんですね。私は青の首輪を付けているんです」
セミロングの髪を手で上げて青い首輪を見せてくれました。
結構幅広の首輪です。金属の鋲がぐるりと付けられています。
「大型犬用の首輪のようですね」
今井さんが言葉を入れます。
「そうみたい。はじめは細い首輪だったんだけど、これに替えられました。おかげで南京錠も大きいのになってしまって・・・結構重いんですよ」
大きな南京錠が重そうに揺れています。
「奈津さんは下の毛はどうされているのですか?」
「私は剃っています。琴音さんは?」
「私ははじめは剃っていたのだけれど、そのうちシェーバーで脱毛するようになりました」
「剃ってもすぐに生えてくるのですものね」
「脱毛もね、毛根が残っているからなのかしばらくすると生えてくるんですよね」
「生えはじめのチクチクが嫌なんですよね」
「そうなんですよね。レーザーで永久脱毛なんて言うのもいいのかもしれないけどね」
「そうですね。私は昨日処理してきました」
「私も同じ」
男性の前でこんなことを話せるのは、この店だからなのでしょう。

「琴音さんはこの店は長いのですか?」
「そうですね。2年くらいになるかもしれませんね。最初は赤。でもこれは2,3回で終わりました。黄色コースは半年くらいかな。そして今の青。青は1年くらいですね」
「この首輪の色の違いって知ってますか?」
今井さんが話しかけます。
「赤はストップ。黄色はほどほど。青は進め。ママさんやマスター、お客さんにわかりやすいですよね。奴隷契約をした後はほとんど無制限なので黒になるんですよ。レベルの違いですね。・・・レベルの違いというか位の違いですね」
「青はショーツだけの姿になるでしょ。恥ずかしいのかなって思ってたら、そうじゃないんですよ。とっても解放感があるんですよ。奈津さんはあの柱に縛り付けられるんでしょ。私はあの場所に立つから見ていてくださいね。今日はアキさんの調教があるというので私はすぐそばで見れるからとても楽しみです。まるで私も調教を受けているような気持ちになれるんです」
「それなら黒コースに行けばいいのに。琴音さんが黒になったらいろいろプレゼントを差し入れするのにね」
話を聞いていた今井さんがいいます。
「ちょっとあのコースはね・・・覚悟がないと行けないですよ。奈津さんは見たことがありますか?黒コースの調教を」
「先日、映像では見たのですが、なかなかすごいものがありました」
「本物は見たことがないのですね。今日はその調教がありますからね。じっくり見てくださいね」
そんな話をしていると、ママさんが私の名前を呼びました。
「行ってらっしゃい。奈津さん。あとでまたお会いしましょうね」
琴音さんと今井さんに見送られ私は奥の部屋に向かいました。


DATE: CATEGORY:小説
 土曜の夜、私はクラブ凪に行きました。
もう慣れた道、慣れた入り口です。いつものように扉を開けるといつもの受付の女性が立っています。
「今日も黄コースですよね」
そういうと壁にかかっている黄色の首輪を取り、私の首につけると南京錠を付け鍵をするのでした。
「今日は面白い趣向があるのですよ」
そう言いながら内側の扉を開け私を店内へ案内しました。
店内へ続く10m位の通路。麻縄や鞭などがかかっています。
先の方に小さな檻が置いてありました。高さは1mもないようです。
その中に全頭マスクの女性が四つん這いのような姿勢で入れられているのです。
檻の上には火のついた赤い蝋燭が2本。女性の背中はすでに蝋で赤くなっていました。
全頭マスクの上にはフックが付けられ、檻の上から引っ張られています。頭が下げられないようになっているようでした。
そしてまたそのことで、狭い檻の中でも体が動かせないようになっているようでした。
「ここを通る人にロウを落としていただくようになっているのです。奈津さまにもお願いします」
受付の女性はそう言うと私に檻の上にあった火のついた蝋燭を渡しました。
「全頭マスクのところはロウを落とさないでくださいね。その他の場所はどこでもかまいません」
私はどこに落とすか迷いましたが、背中にすることにしました。
ロウはたっぷりたまっています。蝋燭を傾けると檻の中の女性の背中に落ちました。
「うう・・・」小さく唸ると身を捩ります。でもほとんど動けないようでした。
背中からお尻へ、そしてふくらはぎへとロウを落としていきました。
落ちるたびに女性は身を捩ろうとします。
「これも使ってみてください」
受付の女性が言いました。先が二つになった棒のようなものです。
「この棒の先を中の奴隷に当てて、このボタンを押すのです。やってみてください」
私にその棒を渡しました。私は言われるがままに檻の中の女性に先を当て、ボタンを押しました。
「バチッ!」そう音がすると、中の女性は飛び跳ねました。
私が使ったのはスタンガンのようなもののようでした。
女性が少し動くと乳首からぶら下がる小さな鈴がチリンチリンと鳴ります。
クリップでぶら下がっているのかなと、私は屈んで女性の乳房を見ました。
乳首に輪のようなピアスが付けられており、そこに鎖と鈴がつけられており、
乳首は少し伸びているようでした。
「奈津様。そのスタンガンは3回まで使うことができます。よろしければあと2回ボタンを押してください」
私は乳首からぶら下がっている鎖に棒の先を当てました。そしてボタンを押しました。
「バチッ!」音がすると、また中の女性は飛び跳ねました。でも頭が固定されているのでほとんど動くことはできません。
私は檻の間からスタンガンを抜くと、今度はお尻に当てるように入れました。
「バチッ!」女性は飛び跳ねると、お尻を左右に何回か揺らしていました。
「ありがとうございました。中のアキさんはきっと喜んでいると思いますよ」
受付の女性はそう言うと私をボックスシートへ案内しました。
ボックスシートには、男性と女性が座っていました。
「今井様と琴音様です。こちらは奈津様です」
受付の女性が紹介してくれました。
琴音という女性の首元には青い首輪が付けられていました。

DATE: CATEGORY:小説
私は柱に結ばれている縄をほどかれ、また縄をほどかれ、後手縛りだけになりました。
少しだけ楽になりました。
マスターは私の首輪にリードを付けると、奥の部屋に引き連れて行きました。
今日の体験はこれで終わりのようです。

私は奥の部屋で後手縛りを解かれ、全頭マスクを外されました。
手首にはくっきりと縄の痕がついています。
白のキャミソールを脱いでたたみ、その上に全頭マスクを置きました。
着替えをします。私は自分のショーツの中に手を入れてみました。
自分でも驚くくらい濡れていました。

着替えが終わった頃にママさんが部屋に入ってきて、キャミソールと全頭マスクを指差しながら、
「それはお持ち帰りする?それともキープする?」と聞きます。
私は少し考えてから「キープでお願いします」と答えました。
「そうね。また経験してみるといいわね」
そう言いながら私の背中を押して店内に戻し入れるのでした。

黄色の首輪はしたままです。私は先程いたボックスシートに座りました。
男性がカクテルを勧めてくれます。
「縛られて見るSMの映像はいかがでしたか?」
「いえ、もうドキドキしてしまって・・・」
「自分も責められているような感じはしませんでしたか?」
「はい、なんだかだんだん変な気持ちになってしまいました」
「変な気持ちとおっしゃるのは?」
「何と表現して良いのか・・・。あの映像はこの店でのことですよね」
「そうですよ。この店での出来事です。私もあの場にいました」
「あの女性は大丈夫だったのですか?」
「大丈夫と言いますと?」
「命とか、痕とか、傷とかは・・・」
「ええ・・大丈夫ですよ。命を落としたりしません。鞭の痕はしばらく残りますが、その女性の話だと、痕が消えるのが愛おしく感じられてしまうのだそうですよ」
「そうなのですか・・・」
「もちろん、あの女性のようにはかなり経験を積まないとできません。アキさんと言うのですが、あの方は黒コースになってから2年くらいたっているはずですよ。1ヶ月に一度は必ずこの店に来て調教を受けます。あそこにある衣装ケースを見てごらんなさい。4段になっていますよね。あの衣装ケースはアキさんの物なのですが、中身はお客さんからもらったプレゼントです。責具などがたくさん入っているのですよ。あの衣装ケースの高さが調教期間の長さと人気を物語っているのです」
半透明の衣装ケースの中に鞭やバイブ革製品などが入っているのが見えます。
「下着や服のプレゼントは持ち帰っているみたいだから、本当はもっとプレゼントがあるのだろうね」
「あの・・・あなたもプレゼントをしたことがあるのですか?」
「もちろん。それは当然ですよ」
「どんなものをプレゼントしたのですか?」
「それは…いろいろですね。鞭の時もあるし、犬の首輪の時もあるし、ブラやショーツのセットもありますよ。自分のブログを持っていて、首輪や下着などを身に着けているのを報告してくれるのです。自分がプレゼントしたものを身に着けてくれるとうれしいものです。来週の土曜日にこの店に来るので、あなたも来てみてはいかがですか?」
男性は私にそう話すのでした。
DATE: CATEGORY:小説
マスターは一本鞭を置くと赤い蝋燭い火を付けました。
ロウが溶け始めた頃、大事な部分に垂らし始めました。
白いショーツが赤く染まります。内股にもロウが垂らされます。
女性は気がついたように、声にならない声で唸りはじめました。
太い蝋燭を大事な部分に置きました。溶けたロウで蝋燭がくっついたようです。
乳房にもロウが落とされ、そこにも蝋燭が置かれます。
店内の照明が消され、女性は人間燭台になったのでした。

パシーンと大きな音がしました。
マスターがバラ鞭でロウを落とし始めたのです。
女性は唸ります。でもマスターはバラ鞭を振るうのをやめません。
女性は30分位足を開いたまま逆さ吊りになっていたのでしょうか。
テレビが消されました。

そうすると私も30分位後ろ手で柱に拘束されていたのでしょう。
「あの子、やっぱり濡れているよ」
私もそんな気がしています。でも手で触ることができません。

ママさんもマスターも私に何もしてくれません。
「黄コースは柱に縛るだけ」まさにその通りのようです。
DATE: CATEGORY:小説
今日は奴隷契約をしているM女さんが来ないので調教がないということでした。調教のない日は来店者がいつもより少なく、常連さんが多いようです。それだけ和やかな雰囲気がありました。
私は柱に縛り付けられたまま常連さんのSMの話を聞いていました。
店のお客様たちが私を見ているのが分かります。
「おい、あの子のショーツが濡れてるよ」
今日は紺のショーツに銀のレースのショーツをはいています。おそろいのブラも身に着けています。
白のキャミソールからブラが透けて見えているはずです。ショーツが濡れているのも見えているのでしょうか。
それともわざと言っているのでしょうか。
「いいスタイルをしているよね。亀甲縛りなんか似合うだろうね」
「鞭を振るって白い肌を赤く染めたいね」

しばらくして店の大型TVに映像が流れました。
全頭マスクをした女性が逆さ吊りになっています。
足を開くように足首を棒に括り付け、そのまま逆さに吊られているのです。
背景からするとこの店のようです。
女性は後ろ手に縛られています。首に縄が巻かれると縄の先にブロックが付けられました。
それまでゆらゆら揺れていた女性が、小さな揺れになりました。
マスターが一本鞭を持って登場しました。
そして強弱をつけながら女性に鞭を振るっていきます。
2m位の長さの一本鞭です。風を切る音が恐ろしさを教えてくれます。
女性は打たれるたびに体を曲げようとしますが、首にブロックが付けられているため曲げられません。
5分位その鞭は続いたでしょうか。
次にマスターは短い一本鞭に持ち替えました。
乳房をしばらく打っていましたが、開いた足の真ん中を狙って打ち始めました。
女性は先程よりも大きな悲鳴を上げます。それは絶叫とも言える悲鳴でした。
マスターは女性にマウスカフを噛ませました。女性はもごもごと言葉にならない声しか出せません。
また真ん中を狙って一本鞭を振るいます。
女性は白いショーツをはいています。
薄手のショーツのようなのでほの黒く陰毛が透けて見えるはずなのですが見えません。
きっとこの女性もパイパンなのでしょう。
女性はぐったりと声を出さなくなりました。
マスターが鞭を振るっても動かなくなってしまいました。

私はそんな映像を柱に縛り付けられ、身動きできないまま見ていたのでした。
DATE: CATEGORY:小説
店に着くと黄色の首輪を付けられました。もちろん南京錠で鍵を締められました。
今回はボックスシートに通されました。テーブルの上にはSMの雑誌や写真集が置かれています。
飲み物を飲みながら写真集を手に取りめくります。
縛られながら鞭を受ける女性。蝋を浴びる女性。三角木馬に乗せられスタンガンを当てられる女性。
浣腸。フェラチオ。アナルセックス。セックス。フィスト。首絞め・・・
それはそれはいろいろな調教の写真があります。
(こんなこともするんだ・・・)私は思いました。

しばらくすると、店の奥へと誘われました。
そこで服を脱ぎ、店の用意したキャミソールに着替えました。
キャミソールは白です。私のブラとショーツはミスティブルーに銀の刺繍の揃いの物です。
ブラとショーツがキャミソールに透けて見えるはずです。
ストレッチ全頭マスクを被せられました。はじめての経験です。
息はできますが、少々息苦しく感じられました。

首輪にリードを付けられると引かれるようにして店の中に連れられて行きました。
店内にいたお客様たちから拍手が起こります。

今日はマスターが私を縛ってくれるのだそうです。
柱に顔をつけるように立たせられると、マスターは私を後ろ手に縛り始めました。
胸の上と下にも縄が回されます。
そしてマスターは「あなたはパイパンにしてるんだってね」と言い、
確認するように私のショーツを引っ張り中をのぞきました。
「それは大事なことだ。あなたは偉いね」マスターが私を褒めてくれました。
縄に瘤を作り、それを私の大事な部分に押し付けるようにします。
別の縄で結び目を作り、ひし形にしていきます。
亀甲縛りというものです。ひし形に縄を広げるたびに私の大事なところに瘤が食い込んできます。
赤の時と比べものにならないくらい被虐感がありました。
後ろ手を柱に括り付け、足首やひざも柱に縛り付けられました。
拘束感がとても強く感じられます。
動かせるのは頭部だけでした。

DATE: CATEGORY:小説
はじめて見た調教の様子は驚くものでした。
あの女性はあんなことされて大丈夫だったのでしょうか。
あの女性はあんなことをされるために、あの店に行ったのでしょうか。
まさか、あのプレゼントをもらうため?
黒コースは奴隷契約を結ばなくてはならないし、そうするとあの女性は本当のM?
あの女性はそのような性癖を持っている?
私の隣にいた男性は「あのハルさんはあのようなことをされることで、心が解放されるんだそうだよ。そのような女性がたくさんいるそうなんだ。そしてその一部の人がこの店に来て心の解放をしているんだよ」
そして男性はこんなことも言いました。「きっとあなたも、あのような女性になれるよ」

約1ヶ月間私はクラブ凪のことを思い出さないようにしていました。
私はあの女性とは違う。鞭打たれて喜ぶような女性とは違う。
そう思おうとしていました。でも思えば思うほど後ろ手の拘束感を思い出してしまうのです。
そしてあの調教のことを思い出してしまうのでした。

わたしはクラブ凪に店に行くことをメールしました。黄コースをお願いします。と書いて送信しました。



DATE: CATEGORY:小説
マスターはローターのスイッチを切り、ショーツの中をのぞくと手を入れローターを取り出しました。
そして、衣装箱の中から赤い蝋燭を取り出し、手に持つと火をつけました。
しばらくそのまま蝋燭を持ち、蝋が溶けるのを待っています。
そして肩にロウを垂らし始めました。女性はピクンと体を動かすと静かに唸りはじめました。
肩が真っ赤に染めあがります。
「あれは低温蝋燭だから火傷をすることはあまりないんだよ。仏壇用の蝋燭は熱いらしい」
また男性が説明してくれます。

マスターは前傾姿勢の女性の首に縄を三重に巻き付けました。
(何をするのだろう)
首に回した縄尻を天井のカナビラに通しまた下に盛ってきました。
少しずつ縄を引っ張ると、女性の体がまっすぐになっていきます。
「う~。う~」
苦しそうな声が聞こえてきました。
「全頭マスクだけでも苦しいのに、かなり苦しいだろうね」
縄を緩めるとカクンと体がまた前傾姿勢になります。
そうするとまた縄を引っ張り女性の体がまっすぐになります。
何度か繰り返した後、店の方が池村という人の名前を呼びました。
「池村様、振り下ろし初めです。よろしくお願いいたします」
背広の品のよさそうな男性が女性のそばに行くと、店の人から鞭を受け取りました。
その鞭は池村という人が女性のプレゼントにと持ってきたものです。

縄が引っ張られ女性の体が少しずつまっすぐになっていきます。
その間男性は鞭の素振りをしていました。
女性の体がまっすぐに伸び切ると
「池村様、お願いいたします」と店の人が言いました。
男性は間を置かず鞭を振りました。
風を切る音。体を打つ音。それは私が初めて聞く音でした。
女性のくぐもった悲鳴が聞こえてきました。

縄が緩められ、また前傾姿勢になると、お尻に鞭が振るわれます。
小さく風を切る音。小さな悲鳴。
大きく風を切る音。大きなくぐもった悲鳴。
何回続いたでしょうか。その度に赤く鞭痕がついていきます。
「池村様。ありがとうございました」
男性は店の人に鞭を渡すと、自分の席に戻っていきました。
女性は苦しそうに肩で息をついています。







DATE: CATEGORY:小説
私がカウンター席に戻ると程なく店内の照明が落とされました。
奥の部屋に通じていると思われる通路から、男性がショーツだけの姿の女性を引き連れてきます。
女性の顔は全頭マスクでわかりません。全頭マスクからセミロングの髪が揺れていました。
女性の姿が見えると、店内から拍手が沸きだしました。温かく女性を迎える拍手です。
女性は店の中央に来ると正座し、床にひれ伏しました。

「今日のプレゼントをご紹介いたします」
「増田様よりストッキング。丸山様よりブラとショーツ。柴田様よりスケルトンローター。戸島様より開口具。
竹森様よりシルクのブラウス。そして池村様より1.5mの一本鞭です。ありがとうございました」

紹介が終わると女性は立ち上がるようにマスターに促されました。
全頭マスクの目の部分にあたるファスナーが閉じられました。
マスターは後ろにある衣装ケースの中から穴の開いた口枷を取り出し(マウストンネルというのだそうです)
女性の口に差し込みました。そしてその穴の中に風船のようなものを入れて行きます。(口責めバルーンというのだそうです)シュッシュッと空気を入れる音がします。女性はこれで声を出せなくなるのだそうです。
私の隣に座っている男性が説明してくれます。


そして後ろで手を組むと高手後手に縛られていきます。
ショーツを見ると少し盛り上がっているのが分かります。ショーツの脇から線が出ているのも見えます。
きっとバイブをはめ込まれているのでしょう。
後手の縄にもう一本の縄が結ばれると、天井からの滑車に引っ掛けられ、カラリカラリの音とともに女性の体が引き上げられていきます。女性は前傾の姿になりつま先立ちになりました。

「それでは、柴田様。ローターのスイッチをどうぞ」
男性は女性のそばに寄ると、スイッチを握りました。
微かな音とともに女性が一瞬動きました。

金属製のクリップを乳首に挟みます。裁縫の時に布を挟む物のようでした。
女性は「う!」と唸た後、小さく「う~」と声を出していました。。
そこに錘をつけていきます。ひとつ、ふたつ・・・。女性の乳首が少しずつ伸びていきます。
そして女性は体をくねらせ始めました。ローターの刺激が効いてきたのでしょうか。
後ろ手に縛られている私までもが感じてしまいそうな気がしました。




DATE: CATEGORY:小説
ママさんはトイレの個室に私と向かい合わせになるように一緒に入ると
「調教用のトイレは店のずっと奥の方にあるのよ」と言いながら、
私のスカートを降ろし、ストッキングを降ろし、ショーツを降ろしました。
ママさんは、え?という表情をした。私は見られてしまったと思った。
「あなた、パイパンにしてるの?」
そう、私はずっと陰毛を剃っているのです。剃り始めてから2年くらいたっているでしょうか。
その間お付き合いした彼氏もいたのですが、陰毛がないことは話さずにいました。
そして知られる前に関係が疎遠になってしまったのでした。
陰毛は無ければ無いですむものです。
生えはじめのチクチク感が嫌なのですが、無いのに慣れるとあるのが不自然に思えてしまいます。
「まあ、パイパンにしておくのはふつうね。おしっこをしているところを見られるのはさすがに嫌でしょうから、私は出ますね。終わったら教えてね」
そういうとママさんはトイレの中から出て行きました。

私は初めて縛られたままおしっこをしました。胸が高鳴ってなかなか出せませんでした。

私はドアの向こうにいるママさんに声をかけました。
するとままさんはドアを開け、私に向かい合うようにしゃがみ、トイレットペーパーで私の大事なところを拭いてくれました。
ゆっくり丁寧に拭いてくれました。
DATE: CATEGORY:小説
クラブ凪に行ってから3日後、今度も赤コースで入店することをメールで知らせました。
返信はすぐに来ました。
その日は「ケイ」の調教が19時から行われるとのこと。その前に入店して欲しいという内容でした。
18時に行きますと返信した。

3日後私はクラブ凪の入り口のドアを開けていました。
前回と同様、私は入り口カウンターで赤の首輪をされ鍵を閉められました。
前回と同じ首輪です。

私がカクテルに口を付けたところで、ママさんが私の後ろにやってきました。
「ちょっと早いかしら、でも今日は調教があるから早目にしないとね。飲んだり食べたりは隣の男性がエスコートしてくれるからね。」
ママさんは、そう言うと、
「さあ、手を後ろに組みなさい」囁くように私の耳元で言うのでした。
私は素直に命令に従うように手を後ろに組みました。
その手をママさんは手慣れたように縛っていくのでした。

30分位したところ、私は尿意を催しました。このままではトイレに行けません。
隣の男性がママさんに小さくつぶやいた。
「こちらがトイレに行きたがっているようなのですが・・・」
ママさんは困った顔をした。これから調教が始まるので時間がないというのである。
「仕方がない、そのまま行きましょう」
「え?このまま?」
「仕方ないよね。見たりしないから大丈夫よ」
見ないといっても、ストッキングやショーツを降ろさなくてなりません。それに私の秘密を間違いなく見られてしまいます。
ママさんは、困った顔をしながらも
「時々こんなことがあるのよ。その時は私がサポートしてあげてるの」
え?と思いながらも、尿意には勝てません。
ママさんは私を押し出すようにトイレに連れて行くのでした。
DATE: CATEGORY:小説
奥の部屋に行ったママさんが、縄を持って出てきました。
ママさんは私の後ろに立ちました。
「いい?縛るわね。手を後ろに組んで」
私はうなずくと、手を後ろに組みました。
胸が高鳴っているのが自分でもわかります。
「緊張しないでいいのよ。今日はあまり高い位置に組まないからね」
縄を回す順序は、先ほどの女性と同じようです。
胸に縄が回ると息苦しくなりました。拘束感があります。
ママさんが縄を回している時間は長いものではありませんでした。
でも、完全ともいえるような縛りです。私にはそう思えました。
「これであなたも逃げられないわ」
そう耳元でささやくとママさんはまた奥の部屋へと行くのでした。
(逃げられない…逃げられない…)
ママさんの言葉が頭の中で繰り返しています。
(ここから逃げられない・・・・ここから逃げられない)
(SMから逃げられない・・・・SMから逃げられない)
そう、私は今まで私が生活していた世界とは別の世界への一歩を踏み出してしまったのです。
私は別の世界へ踏み込んでしまったのです。
DATE: CATEGORY:小説
私はカクテルを飲みながら、ママさんや隣に座った男性と談笑していました。
「カウンター席の端の方に女性がいるでしょ。あの方もね赤コースなんですよ」
隣の男性が教えてくれます。
確かに首元には赤い首輪が嵌められ、南京錠が揺れています。
「今日は黒がないので残念だよね。どんな風に調教されるのかあなたも見てみたいでしょ」
「ええ・・・」
本当は見てみたいのに、生返事を返してしまいました。
「そろそろかな」
男性が言うと、カウンターの中にいたママさんが、カウンターの端にいる女性の後ろに立ちました。
手には縄を持っています。
ママさんは女性の耳元で何か囁くと、その女性は手を後ろで組みました。
手首を縛るとそのまま縄を胸に回します。2回、3回。
そして胸の上を2回、3回。
手首から持って行った縄で胸の上と下に回した縄を中央でまとめると、今度は手首の方へ縄を返します。
女性の胸が強調されています。
ママさんは後ろで縄をまとめると、女性に何かささやき、奥へ隠れて行きました。
女性は何か縛られる前と表情が違って見えました。
隣の男性が女性に話しかけ、女性はそれにうなずいていました。
DATE: CATEGORY:小説
 受付の女性は赤の首輪を手に取り私の首に回しました。首輪のバックルにある金具に南京錠を差し込みカチンと音を立て鍵を締めました。
(え?鍵まで閉められるの?)
「新しい首輪は革が滑らかになっていないから、少しゴワゴワ感があるかもしれませんね。多くの人は慣れる前に次の段階へ進んでしまうのですけどね」
私からは首輪が見えません。
「あなたの細い首に、その赤い首輪はよく似合っていますよ」
南京錠が揺れて首輪の金属とぶつかり、小さくカチカチと音がします。
首輪をするのは初めてなのだけれど、確かにゴワゴワ感はあるものの、つけているような気はしません。
南京錠の音で、ああ私は首輪を付けられているんだな。と感じるくらいでした。

受付の奥にもう一枚ドアがあります。重そうなそのドアを受付の女性が開け私を中に案内してくれました。

ドアから10ⅿ位の廊下が続き、その壁に鞭や麻縄やネットでしか見たことのないような責め具がずらりと並んでいました。
「びっくりされましたか?」
「ええ・・・」
「これらは怖いものではないのですよ。M女の方々を楽しませてあげるものなのですから・・・」
「そうなのですか?」
「ええ」

「ママ、奈津様をご案内いたしました」

カウンターの中にいたママさんが振り返りました。
「あ、ありがとう。奈津さんね。よくいらっしゃいました。怖がらないでいいですからね。ここに来る人たちはみんないい人ばかりだからね。今日はゆっくりして行ってくださいね」
「はい」
声が震えているのが自分でもわかりました。ママさんはS女で、女王様のような格好をしているのかと思っていたら、普通の格好です。白のサテンブラウスに黒のタイトスカート。結構地味な格好です。

「今日はね。M奴隷さんの調教がないのよね。調教のある日はもっと混んでるんだけどね。でも今日みたいな日の方がゆっくりできるからいいわよ。お飲み物は何がいいかしら。お酒は大丈夫?」
「強い方ではありませんが・・・」
「それじゃカクテルなんてどうかしら。あまり強くないのを作ってあげるわ」
「はい。ありがとうございます」

縛られる。はじめての経験。
どんなことになってしまうのだろう・・・。
DATE: CATEGORY:小説
クラブ凪は大通りから一本通りを入った細い路地に面したビルの地下にありました。
1階はアダルトショップになっています。
階段を降りて廊下を進むと、小さな木製の看板がドアに下がっていました。
赤い縄がリボンように描かれた看板です。小さく「凪」と書かれていました。
重いドアを開けると受付がありました。
女性がにこやかに私を迎えてくれます。
「奈津様ですね」
時間ちょうどに行ったからでしょうか、伝えていた私のハンドルネームを用いて迎えてくれました。
「はい」
「お待ちしておりました」
丁寧にお辞儀をしてくれました。

「今日は赤コースでよろしかったのですよね」
「迷ったのですが、そのコースでお願いします」
受付の後ろには、赤・黄・青の首輪が下がっています。名前のついた首輪もありました。
私が首輪を見ているのを見て女性が説明してくれます。
「体験をされる方には首輪を付けていただきます。もちろん誰も使用していない新しい首輪です。
 体験が終わった後はその首輪をお持ち帰りいただいても結構ですし、ボトルキープのようにここに首輪キープをされても結構です。ただ、3ヵ月間来店がないとその首輪は処分されてしまいます。今回、奈津様は赤コースですから後ろ手に縛られるだけです。来店される一般のお客様は紳士ですから、触られたり何かされたりするということは絶対にありません。どうぞご安心ください。体験コースの方は閉店時間までいらっしゃって結構ですよ」

DATE: CATEGORY:小説
「詳しくはメールにてお問い合わせください」

 その店のHPは丁寧な作りにはなっていましたが、安全な店なのか不安なのでした。SMに興味はあります。SMの経験も少しはしてみたいと思います。でも一歩を踏み出すことができません。私はその店にメールを出してみることにしました。

「はじめまして。SMに興味を持っている24歳の女性です。そちらのHPを何度も見せていただきました。そちらのお店は緊縛体験をしなくても入店は可能なのでしょうか」

 ほどなく、メールが返信されてきました。

「お問い合わせありがとうございました。当店はどなたもご自由に入店し(もちろん未成年者は入店できません)、SMのお話をしていただくことのできる、開放的なお店です。緊縛体験をしなくてもどうぞおいでください。  店長 友美」

 店長は女性の方なんだ。きっとS女さんなのだろうなあ。でも男性よりは安心できるな。
 しばらくすると、またメールが届きました。

「来店を事前にお知らせいただければ、席のご用意をさせていただきます。女性の場合1時間5,000円ですが、ほとんどの方は2~3時間滞在されます。そうすると15,000円程度費用がかかるようになります。赤コースですと無料になります。簡単な縛りの体験です。このコースの方がお得ですよ。  店長 友美」

 簡単な縛り?・・・本当は本格的に縛られたいんだけど・・・そうとも言えないしなあ。
 私は今度の金曜日、18時にその店に行くメールを出しました。
DATE: CATEGORY:小説
 私は黒コースのフォルダをクリックしてみました。

 黒…本格的調教が行われます。このコースは奴隷契約を結んでから行われます。覚悟のない方はこのコースに参加い   ただけません。調教はあなた用の革の全頭マスクを被ってから始まります。スタッフが編上げの全頭マスクをあなた    に着け、店の中央に連れ出します。着衣の時もショーツ一枚の時もあります。調教はその時々により変わります。
 【行わないこと】○全裸での調教  ○性行為(フェラチオを含む)  ○浣腸(飲食をする場での調教です、衛生的な観点    から行いません) ○カッティングやタトゥーなど   
 【行うこと】 上記を除くSMの調教全般。
 【特典】  革製の全頭マスク(50,000円相当)を差し上げます。黒コースのあなたが店に来ることを事前に予告すること       によって、様々なプレゼントを店や一般客の方より受け取ることができる場合があります。 それらのプレゼント       は店に置くことも自宅へ持ち帰ることもできます。
 【今までのプレゼントの一例】
      下着(ブラ・ショーツ・キャミソール・ストッキング・ガードル・ボディスーツ・コルセットなど)
      靴(ハイヒール・ブーツ)
      責具・ボンデージ用品(拘束具・ギャグ・首輪・手枷・足枷・乳房責め用品・局部責め用品・貞操帯・鞭・バイブ・ローター・麻縄・ピンチ・蝋燭・浣腸器など)

 黒コースを希望する場合、奴隷契約を結びます。その時に体の様々なサイズを測り、一般に公開することによりあなたにピッタリのサイズのプレゼントを受け取ることができます。またプレゼントを用意した一般の方が責めに参加することもあります。何度も繰り返しますが、性行為は絶対に行いません。
 なお黒コースは赤~青のコースを経験した方でないと行うことはできません。
      
 
DATE: CATEGORY:小説
そのSMクラブを見つけたのは偶然した。どのリンクからそのクラブにたどり着いたのかはわかりません。
またいつそのクラブにたどり着けるかわからないため、私はその店をお気に入りに登録しました。


 男性の料金は1時間10000円。女性は5000円でした。でも女性で緊縛体験を受けるときには無料になるのだそうです。
しかもその緊縛体験には3つのコースが用意されているそうなのです。

 赤のコースはカウンター席などで胸に縄を回されて後ろ手に縛られるのだそうです。黄のコースはストレッチ全頭マスクをかぶり、着衣のまま後ろ手に縛られて柱に立ち縛りされる。青のコースはストレッチ全頭マスクをかぶり、ショーツ姿で後ろ手に吊られるのだそうです。

 私はその店のHPを発見してから何度となくHPを開いてみました。
 目立つ字で「当店は全裸、性行為はありません。また赤・黄・青のコースは一般の方の参加はありません」と書かれていました。
 それぞれのコースの写真をクリックすると、詳しい内容を見ることができました。
 赤…初心者向け。カウンター席などで後ろ手に縛られます。それ以外の行為はありません。飲食をエスコートしてもらうことがあります。緊縛は当店の女性が行います。緊縛されたまま当店のSMショーをご覧ください。
 黄…初心者向け。カウンター席脇にある柱に緊縛されます。顔が分からないようにストレッチ全頭マスクを被ります。この全頭マスクは外側からは顔が分かりませんが、被った人からは外がうっすらと見えます。お客様があなたを注目して見ています。当店のSMショーをご覧いただきながら、あなたも調教されている気持ちになってください。
 青…中級者向け。ショーツのみの格好で店のほぼ中央にある滑車に吊られます。ストレッチ全頭マスクを被りますので、あなたが誰だか誰にも分りません。ローターなどを入れられたり、胸を触られたりすることがありますが、本格的な調教はありません。すぐそばで行われる調教を感じてください。
 黒・・・上級者向けです。お勧めいたしません。
え?コースは3つじゃないの?黒?

 黒コースの紹介は、さらにクリックして開くようになっていました。

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DATE: CATEGORY:AV鑑賞
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